理系男子の自己改革日記

言語化するのって難しい。

トレーニーと1馬力

1馬力とは、75kgfで1m動かす仕事を1秒間ですることのできる能力(仕事率)のことを言う*1そうです。

 

kgf...キログラムフォース。質量1kgの物体にはたらく重力のことをいい、

1[kgf] = 1[kg] ×9.8[m/s²} = 9.8[N]

仕事...単位はJ(ジュール)。J=Nm=kgm/s²。仕事率は単位時間(つまり1秒)あたりにできる仕事の量で、単位はW(ワット)。W=J/s

 

 

75kgfの力を出すためには、重力に逆らって75kgの質量をもった物体を持ち上げる必要があり、単に75kgの物体を水平方向に転がしたりするのではNGです。

 

 

 

例えばクリーンという種目。(パワークリーン、ハイクリーンなどいろいろな呼ばれ方がありますが、ここではクリーン系種目のバリエーションや分類についてはスルーします)

 

youtu.be

このように、脛から首元までバーベルを持ち上げます。

脛から首元までの鉛直方向の距離が1mあるとすれば、1秒間以内に75kgのウェイトでクリーンができれば1馬力達成です。

僕は75kgが最高値だったのでちょうど1馬力だ…と思っていたのですが、挙上に要する時間までは測ったことがありませんでした。

もし75kgを0.8秒で持ち上げることができれば1.25馬力、0.5秒で持ち上げられれば2馬力です。

 

昨日と今朝にウェイトした分の筋肉痛が引いたら、ストップウォッチを持参して僕や友人の挙上時間を測ってみようと思います!

 

自分にできる仕事率の大きさを正確に求めたければ、

仕事率(W) = 挙上重量(kg) × 9.8(m/s²) ×重力に逆らって鉛直方向に移動した距離(m) ÷ 挙上に要した時間(s)

ですね。

 

ベンチプレス100kgを40cm上げるのに1秒かかったとしたら、

100 ×9.8 × 0.4 ÷ 1 = 392(W)

という感じ。

これを75で割れば馬力が求まるので、

392 ÷ 75 = 5.2266...

となり5馬力を超えます。

 

デッドリフト160kgを70cm上げるのに1秒かかったとしたら、

160 × 9.8 × 0.7 ÷ 1 = 1097.6(W)

なので馬力は

1097.6 ÷ 75 = 14.63466...

 

馬、案外ちょろくね?

 

皆さんも得意な種目で挙上距離と挙上時間を計測して、俺、実は〇〇馬力の男なんだよ、と自慢しちゃってください!!

 

 

【追記】

1馬力とは、75kgfで1m動かす仕事を1秒間ですることのできる能力(仕事率)

ではなく

75kgfで1m動かす仕事を継続的に行うことのできる能力(仕事率)

でした。

仕事率についてよくわかっていませんでした。。。

 

となると、上のように簡単に1馬力を名乗ることはできなくなってしまいました。

「え?クリーン75kgを1時間に3600回やれって?そんなの楽勝じゃん!」と言えるような超絶絶倫筋持久力を持った人とかじゃないと無理ですね。。

さすが馬。参りました。

 

 

〜完〜

*1:嘘でした。許してください。